昨日と今日の違い

毎日、同じような事をして生きてて、イヤになる。
今日も昨日と変わらんし、何か新しいことを始めようかな。

9時起きて、新聞読んで、勉強した。
15時に『ヴァージン・スーサイズ』を見た。

4時半ごろ、映画が終わって、チキンラーメン食べながら色々考えた。

姉妹が自殺してからも映画は終わらなかった。
工業用排水が原因で発生した毒気に包まれた屋敷で、社交界デビューする少年たちのエピソードがラストにある。

僕は、毒気が”世界の俗悪さ”を意味していると思った。

ダンスパーティの後、姉妹は母親に外出禁止を命じられた。
しばらくして、彼女たちは自殺してしまう。
母親の束縛も原因として考えられるけれど、それだけじゃないと思う。
家から脱け出すことも出来たはずだ。
自分達で生きていくことも不可能じゃない。
なのに、家にこもっていたのは、外の世界が汚れているからじゃないだろうか。
死ぬことによって彼女たちは、少年達のように、ひどい臭気に包まれた世界の一部になることもなく、障害者を笑って生きるような俗悪さに絶望することもなく、一生を終えることが出来た。

映画が伝えたいことはイマイチ読み取れなかったけれど、彼女達の自殺は汚れた世界との決別を意味してるんじゃないだろうか。

少年が大人になっても自殺の理由がわからないのは、いつの間にか彼が世界に組み込まれてしまったからじゃないだろうか。と僕は思った。