サイの角のようにただ独り歩め

起きると、時計はデタラメな時間を指していた。ただし、そのことは知らなかった。
6時に起きたと勘違いしたオレは、「早起きは気分がいいな」などとたわけたセリフを一人吐く。

9時間もぐっすり寝れば
気分がいいのは当たり前だ。

テレビをつけ、はなまるマーケットをしばし観る。
そして気づいた。「9時過ぎじゃねーかよ」と。

寝坊に気づき、遅刻を自覚。

教室につくと、二時限目がちょうど始まる頃だった。
カバンから筆記用具を出そうとする、筆記用具は入っていなかった。

授業を受け、家に帰り財布と筆記用具をとって大学に行った。
学食で久しぶりに定食を食らう。
うちの学食は、小中学校の時の給食から少しうまさをひいて、値段をプラスしたような感じだ。

それでも食べたくなる時があって、たまに「もしかしたら今日はいつもと違うかもしれん」などと期待して行くのだが、とくに変化はない。

食べ物に文句つけるなんて、贅沢な話だ。
まぁ、嘘は言ってないと思う。

とにかく腹は膨れ、図書館へ。
レポート書くために下調べ、家に帰って、音楽聞いて、勉強をして、大学に行く、バスケして、疲れて、飲み屋で野菜炒め定食を食べて、帰ってきてシャワー浴びて、今12時。

『はねるのとびら』を観ようと思う。