今日は寝すぎて授業に遅れた。
昼から夜9時までアルバイトをして家に帰る。

ご飯を食べて、映画を観た。

約2時間30分。

まるで傷の結晶を見せられているようだった。
それは純粋で儚くて美しくて。
とても惹きつけられる。
見ているだけで切なく、悲しくなる。
そしてこころに残る痛み。

あの頃から6年間生きた僕はもはや中学生のころの痛みを覚えてない。
あの頃、誰かにいじめられていたわけではないし、特別不幸な目にあったわけでもなかったけれど。
ふとした時に気づくと、傷ができていた。

一枚のうすい皮の下に見える現実。
赤くてぬるい肉の中で不器用な僕たちは不器用な手つきで互いを傷つける。
内部を現実とともに抉りながら。
それを意図していなくても。
とても繊細で少し触れただけで傷がついてしまうから。

「どうする?誰かに治してもらう?」

「だれかに言うなんて無理だ。」

「どうして痛みを我慢する必要があんの?リセットボタンを押せばいいじゃん。」

「だけど死ぬのは怖いし。」

結局、傷を周りに見せないようにしながら生きるしかないのかもしれない。
たいした傷じゃないと自分に言い聞かせながら。

はたして映画の中の彼らを救える人は居るのでしょうか。
オレには思い浮かびません。

この映画は一度観ることをオススメします。
オレはおそらくもう見ることはありません。
なんだかへこむからです。←『ヒミズ』読んだ後みたいにへこめます。

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