道端に。 今日もまた。
2003年5月7日現実逃避で日が暮れて、気がついたら12時半。最近よく考える。自分の将来について。公務員になるとしたらもう勉強をはじめなきゃいけない。すでに出遅れている気もちらほら。本気でやらないと絶対に受からないだろう。
今日は友達に借りたシガーロスの『( )』を聞いた。そこではじめての感覚、音が視覚を支配するような体験をした。僕は授業が始まる前のザワザワとした教室の中でこれを聞いたのだけれど。ウォークマンから出る振動が鼓膜を揺らすにつれて時間はその規則性を失い、輪郭はあいまいにぼやけ流動的な世界に教室全体が柔かい空気で包まれていくようだった。あまりに美しすぎるせいか、目に映るすべては恐ろしいほどに薄汚れて見えた。そして僕も薄汚れた現実に溶け込み、やがて完全に混ざり合った
買い物帰り、自転車を漕いでいると亀が見えた。
ちょうど『Midnight In A Perfect World』を聞いているときだった。
甲羅の割れ目は赤く、まるで死んでいるように動かなかった。
死んでいたのかもしれない。
音を聞きながら。
なぜかわからないがすごく怖くかった。
今日は友達に借りたシガーロスの『( )』を聞いた。そこではじめての感覚、音が視覚を支配するような体験をした。僕は授業が始まる前のザワザワとした教室の中でこれを聞いたのだけれど。ウォークマンから出る振動が鼓膜を揺らすにつれて時間はその規則性を失い、輪郭はあいまいにぼやけ流動的な世界に教室全体が柔かい空気で包まれていくようだった。あまりに美しすぎるせいか、目に映るすべては恐ろしいほどに薄汚れて見えた。そして僕も薄汚れた現実に溶け込み、やがて完全に混ざり合った
買い物帰り、自転車を漕いでいると亀が見えた。
ちょうど『Midnight In A Perfect World』を聞いているときだった。
甲羅の割れ目は赤く、まるで死んでいるように動かなかった。
死んでいたのかもしれない。
音を聞きながら。
なぜかわからないがすごく怖くかった。
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